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機能性とデザイン性を融合させた美しき邸宅

旭川市 Kさん宅 夫婦 40代

設計監理/ヒココニシアーキテクチュア

2020年春に東京から故郷、旭川へUターンしたのを機に、新築を思い立ったKさんご夫妻。設計は「過去の作品が好みにぴったりだった」という、建築家の小西彦仁さんに依頼しました。

庭に面して大きく開いたリビング。大開口には、断熱性に優れたトリプルガラスを採用。薪ストーブのほか、ガスセントラルの床暖房も備える

打ち合わせ時、Kさんは「雪や薪ストーブの炎を眺めながら、読書や音楽、会話が楽しめる開放的なLDK空間をつくりたい」と要望。ご夫妻は小西さんとひと冬、じっくりと設計プランを練り上げ、橋本川島コーポレーションに施工を託しました。そして2021年暮れ、ご夫妻の憧れをカタチにした新居が完成しました。

ゆったりとしたリビングには、ご夫妻が選び抜いたデザインチェアが趣味よくコーディネートされている
「ゼロエネや災害時にも役立つ」と、ノルウェーの薪ストーブを採用。スタイリッシュなフォルムが、シックなインテリアにぴったりなじんでいる
北側の壁一面に設えたリビング収納は、旭川の家具メーカーに特注。電化製品、スピーカーのコード処理にも気を配った

天井まで吹き抜けたLDKは、黒とウォールナットを基調にしたシックな雰囲気。Kさんの望みどおり、開放感にあふれたリビング1階にはオーディオやテレビを収めたリビングボード、吹き抜けでつながる2階には造作の本棚が壁一面に設けられ、薪ストーブも設置されています。その光景は、リゾート地のホテルを思わせます。

リビング・ダイニングに溶け込むように設えたキッチンは、奥さん長年の憧れだったアイランド型。落ち着いた色合いの面材が気に入って、LIXILのハイエンド・システムを採用。通路幅やサイズ感にもこだわった
リビングを見下ろす吹き抜けは、階下の気配、話し声を2階へ伝える
2階の本棚前にブリッジ状に延びる階段ホールには、ハイサイドライトから外光が差し込む
玄関扉の前に冬の雪や寒さを遮る風除室が設けられている

「この美しくダイナミックな空間に生活感をにじませないよう、家事がしやすいようにと小西さんがきめ細かな配慮をしてくれましたので、機能的で暮らしやすい住まいになりました」と、奥さんはにこやかに語ります。春には、リビングからそのままつながるウッドデッキが設えられ、ご夫妻自慢のくつろぎ空間はより一層充実する予定です。「北方型住宅ECOレベルの性能を備えているので、大空間でも寒さを感じることはありません。デザインにも性能にも満足しています」と、Kさんは満足そうに話してくれました。

奥さんの要望で、冬の暮らしをサポートする組み込み車庫を採用。車庫から直接住宅と行き来できる動線も設けられている
HK House
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